「嫌われる勇気」感想 読み終えて考え方が変わったこと

嫌われる勇気」を読んで、オススメしたくなったので書評、というか感想を書きます


タイトルから、「人にどう思われるかを気にして何もしないより、人に嫌われてでもやりたいことやろう!」みたいな内容なんだろうなと勝手に思っていました

全く違いました笑

人間の悩みはすべて対人関係の悩みだとする「アドラー心理学」に関する内容を対話形式で分かりやすく書かれています


こんな人に読んで欲しいです

  • 自分のことが好きになれない人
  • 周りに苦手な人がいる人
  • 人の顔色を伺ってしまう人
  • 子育てに悩んでいる人
  • 過去の経験やトラウマで1歩が踏み出せない人
  • 暇な人
  • 字が読める人

ぼくのように、悩みから解放される糸口になるかもしれないです

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目次

嫌われる勇気

ものすごく売れた本なので読んでいなくても「タイトルは聞いたことがある!」という人もいるかと思います

タイトル:嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え

著者:岸見一郎、古賀史健

発行年月日: 2013/12/12

「人間の悩みはすべて対人関係の悩みである」と本書に書かれています
「悩みのない人間なんていない」これはよく言いますよね、実際そう思います

つまり、「対象読者:文字が読めるすべての人」になりますね(´<_` )



アルフレッド・アドラーの「アドラー心理学」について、哲学者悩める若者対話篇で構成されています

アドラー心理学は、トラウマを否定したり、他人から褒められることを否定したりと、なかなか受け入れ難い内容満載です

哲学者に「アドラー心理学ではこうだ!」と言われても、だいたいは受け入れ難い内容なので反論したくなります

ぼくがそうでした

それを読者の代わりにやってくれる悩める若者がいるので、とても読みやすかったです

「いやいや、その考え方はおかしいやろ」と思うところでは、若者が哲学者に反論してくれる構成です


それで「そうだそうだ、言ってやれ!」って思って読み進めると、哲学者に詳しく説明されて「な、なるほど〜、分からなくもない…ぐぬぬ

という事がひたすら繰り返されました

論破につぐ論破ですね(´<_` )

ぼくだけですかね?



なので、心理学とか哲学なんてなんも知らん!自己啓発本なんて読んでられん!という人でも大丈夫

若者の立場で2人の会話を聞いてるだけで、なんとなく分かった気になれます(完全に理解できない理由は後述)

ぼくがそうだったので(*´-`)

目的論と原因論

本書の途中で、フロイト的な原因論を否定するアドラー的な目的論の説明として、赤面症の女性のことが書かれています


赤面症で顔が赤くなってしまう女性がいて、好きな男性に告白できないでいるとき、原因論では「赤面症が原因で告白できないでいる」となります

目的論だとどうなるか

告白しないという目的のために赤面症という症状を作り出している」となります


え?何言ってんだこいつ?ってなりますよね

目的論では、告白して振られた場合に自分が傷付くことを恐れているために、「告白しない」ということを女性本人が選択している、ということらしいです

赤面症はというと、「告白しない」という目的のために「赤面症だから告白出来ない」という理由を持ち出しているに過ぎない



いや~なかなか手厳しい(´<_` )

過去の自分がどうだったとか、自分はこんな性格だから、とかは、「いま、ここ」で行動しない理由にはならないみたい

確かに、過去や性格を理由に行動しないことを選択し続けてるのは自分なので、そんな言い訳するより今から行動しよう、というのは理解できるかもしれないけど…

手厳しいよ!

気に入らないあの野郎

幸運なことに、ぼくは仲の良い友達のグループがありますが、なんとなく苦手な人もいます

酔っ払うと死ぬほどうざいとか、人の話を聞かないとか、食い意地がすごいとか、LINEの反応がないとか、話がおもんないとか、理由はいろいろ

らじお

苦手な理由をあげてみたけど、
冷静に考えてみると言いがかりに近いですねw


ぼくが「あの野郎苦手だ」と思っているのは、目的論で考えるとこうなります

あの野郎を嫌いになるという目的のために、嫌いなところを探している

これは良くない状態ですねぇ…


確かに、一度この人苦手だなと思うと、いろいろ目に付いてしまったり、最初に苦手だと思ったこととは全く別の理由を挙げていたりして…

思い当たることがあります(ノ∀`)アチャー


この本を読んでから、「ちょっと、あの野郎に対する見方は改めないといけないなー」と思うようになりました!

叱ってはいけない、ほめてもいけない

人は他者からほめられるほど、「自分には能力がない」という信念を形成していく

引用:嫌われる勇気

アドラー曰く、例えば子育てでは、子どもを叱ってはいけないし、ほめてもいけないそうです

むちゃ言うよねw


褒められて伸びるタイプです」という人とかどーすんのさ!!

出典:スラムダンク


叱ったり褒めたりして他人を評価する事は、評価する側される側上下関係ができてしまうのがダメなんだって

褒められたことにより「もっと褒めてもらいたい」という理由でがんばるのは、他人のために生きることになるのでダメなんだと

んじゃあどうすればいいんだよ!



感謝すれば良いみたい

家事を手伝ってくれた子どもに対して「よくやった、上手にできた」と言うのではなく、「手伝ってくれてありがとう」みたいな


自己受容、他者信頼、他者貢献は円環構造になっていて

ありのままの自分を受け入れ
裏切られることを恐れずに他者を信頼し、
他者に貢献するとこで
ここにいてもいいんだ」という
所属感を得ることができれば、
自己を受け入れることができる

という無限ループ


何言ってんだ??と思うけど、

確かに母親の料理を手伝った時に「上手にできた」と評価されるより、「手伝ってくれてありがとう」の方がいい気がする

「もっと上手って言われたい」より「役に立てた!」の方がなんかいい

自分を肯定出来そうな気がしますね


うちの母上は、評価するよりお礼を言ってくれていた気がします

らじお

まさか、アドラー心理学を理解して実践していた!?

ということはないと思いますが、やりますねぇ


はっきりいって、この部分はよく分からないし納得できないところがありますが、

とりあえずこれからは、他人を評価するのではなく、対等な立場でお礼を言うことを意識しようなかと思うらじおでした…

それまで生きてきた年数の半分が必要

いろいろと受け入れ難いアドラー心理学ですが、なんとかがんばって理解・実践してみようという思いで読み進めていくと、こんなことが書いてあります

アドラー心理学をほんとうに理解して、生き方まで変わるようになるには、「それまで生きてきた年数の半分」が必要になるとさえ、いわれています。

引用:嫌われる勇気


ええ!?


最後にそれいう!?


いまぼくは30代なので、習得するには15年以上かかると… いくつだよと…


ということで、ここまで書いてきた内容は、15分の1も理解していない人の戯言です

15単語あったら14単語くらいは間違った解釈をしていると思います

つまり、ご自身で読んで確かめてみてくださいね!ということ

まとめ

世間でとても評価されているので、どれほどのもんか?と思って読みましたが、評価されるだけあるなと思いました

15分の1も理解していないぼくでさえ、これまでの考え方が大きく変わるような気がしています

気のせいかもしれませんが…


「対象読者:全人類」みたいなとこあるので、おすすめしたい本に選ばれるのも納得

ということで、悩める若者およびお年寄りは、みんな買って、読んで!



おわり

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